2011年4月25日
昔から日本人は、生活のなかに木を上手に取り入れてきました。
奈良にある法隆寺は、世界最古の木造建築物ですし、私たちの身の回りにあるタンスやちゃぶ台、食べ物を口に運ぶお箸でさえも木で作られています。
日本は、長い年月をかけて「木の文化」を育んできたわけです。
ところがそんな木の国で育った私たちですが、木に関しては意外に知らないことばかりです。
木には多くの種類があります。
マツ、スギ、ヒノキ、カエデと数え上げればキリがありません。(キリも木ですね。)
人間同様、それぞれの木が色々な特徴を持っています。
硬い木、柔らかい木、重い木、軽い木、まっすぐな木、曲がりくねった木などなど…。
先人たちは、その中から目的にあった木材を選び、いろんなものを作ってきました。
私たちが日曜大工で作品を作るうえでも、使用目的にあった木材を見極めることが肝心です。
ものづくりにおいて、たくさんある素材(木材)の中から最良のものを選択することが難しくもあり、楽しみでもあるのではないでしょうか。