2019年6月13日
木材を使ってDIYをしよう!と思い立った動機のひとつに、
「本物の木の家具を買うと高いから」と言うお客様は多くいらっしゃいます。
今回のメルマガでは、気になる樹種と価格について、お伝えしたいと思います。
木材の価格を一覧で見たい方には
お買い物をする際に、どの商品が安いのか、価格を比較したくなるのは当然のこと。
マルトクショップでは、無垢材と集成材に関しては価格の比較を公開しています。
マルトクショップで扱っている無垢材・集成材は常時40種類ほど。
全樹種の一覧を確認したい方はぜひご覧になってみてくださいね。
小さいサイズほど、価格は安くなる?
同じ樹種・同じ厚さであれば基本的には「大きな板>小さな板」で例外はありません。
しかし、厚さが異なる場合は注意が必要です。
樹種によって違いはありますが、多くの樹種で「厚さの薄い木材」の方が価格が高い場合があります。
特に15mm以下の木材をご注文いただいた際には多くの樹種で価格が上がり、
「薄いから使う木材も少ないはずなのに高くなった・・・・。」
と言うお問い合わせをいただくことも。でもこれには理由があります。
マルトクでは、木材を丸太ではなく挽き板になった状態で仕入れています。
様々な厚さの原板を在庫しており、お客様の注文ごとに一番近い厚さの原板を加工しています。
木材の加工を行う上で、「厚さを削る」のは手間のかかる加工です。
分厚い原板を半分の厚さ2枚に割ることはできず、機械に通して薄く削り出します。
一気に削ると機械に負担がかかるので、原板と加工する厚さがかけ離れている場合は何回か機械に通して少しずつ削ります。
つまり、工数がかかるので薄くなるほど値段が高くなります。
どのサイズが一番安いか・高いかについては樹種によって異なるので、そこを意識してご注文いただくだけでも価格は変わってきます。
無垢材よりも集成材の方が安い?
▼30×800×1,800mm(テーブル天板サイズ)の価格比較
樹種名 | 無垢材 | 集成材 |
---|---|---|
ウォールナット | 73,540円 | 54,450円 |
ホワイトオーク(ナラ) | 52,650円 | 28,320円 |
タモ | 49,290円 | 23,960円 |
マルトクショップで扱っている木材で、無垢材と集成材の価格を比較するとこんな感じです。
同じ樹種で無垢材と集成材を比較すると、価格差の幅は樹種によりますが集成材の方がお値打ち価格となっています。
これを利用して、DIY上級者の間でよく行われるのが
「目立つ部分を無垢材、目立たない部分を集成材」で作る方法。
天板や側板など、目立つ部分以外は集成材で作成したTVボード
無垢材と集成材で同じ樹種を使えば、完成度を落とすことなくコストを抑えることができます。
こんな小技を上手に取り込むのも、DIYの醍醐味かもしれませんね。
コストパフォーマンスの良い樹種は?
▼コスパ重視で選んだおすすめ樹種
順位 | 無垢材 | 集成材 |
---|---|---|
1位 | 【国産材】杉 | ゴム |
2位 | 米栂 | メルクシパイン |
3位 | ホワイトアッシュ | アカシア |
コストパフォーマンスを重視して選んだお勧め樹種です。
価格重視で考えると、無垢材では成長の早い針葉樹が上位を占めます。
ハードウッドではホワイトアッシュやビーチがコストパフォーマンスが良い部類に入りますが、価格は針葉樹に比べると少し高め。無垢材全体では中間くらいの価格です。
集成材であれば、ゴムの集成材は一番の低価格ながら天板に充分使用できる硬度が嬉しい木材です。
明るい色の木材なので、ステインで着色すると自由にイメージを変えられるのも魅力。木材自体の色を楽しみたい方には、個性的な色のアカシア集成材も最近人気です。
ゴム集成材を着色した天板
こだわりと予算、より良いものづくりをするにはどちらも妥協したくないところ。
低価格なで魅力的な樹種もございますので、ぜひ様々な樹種をご検討いただければと思います。
樹種選びに悩んだ時には、お問い合わせフォームにてご相談を承っております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいませ!