2019年2月22日
寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、木材を水回りに使う場合の塗装についてお話ししていきます。
洗面所や水回りで使用する塗装は、他の場所と同じように選んではいけないということをご存知でしたか?
そもそも木材は基本的に水に弱いため、どの樹種もそのままの状態で使うのはあまりよくありません。
そこでマルトクでは塗装の種類を使い分けることを推奨しています。
では、水回りや汚れやすい場所にはどのような塗装が合っているのか?ということを場合に分けて解説します。
塗装被膜の存在も気づかないような自然な風合いのウレタン塗装(クリアーツヤ全消し)
水回りや、何度も水拭きしたい場所(飲食店のテーブルなど)におすすめなのは、ウレタン塗装です。
オイルを浸透させる自然塗料に比べて撥水性に富み汚れも付着しにくいことから、
飲食店のテーブル等水拭き回数の多い場所にも多く使われる塗装です。
また、ウレタン塗装に使われるのは比較的柔かい樹脂なので、
木材との密着性も高く塗膜の浮きやヒビが入りにくいところも利点です。
深い傷やヒビ、極端に熱いものに注意して使用していただければ安心して長期間使える優れた塗装です。
マルトクショップでは、艶消し(ツヤ全消し)タイプのウレタン塗装を取り扱っていますので、
興味がある方は木材注文のページからのぞいてみてくださいね。
自然塗装塗装を塗り込んでいる様子
オイルを木材に浸透させる自然塗料塗装なら、汚れたり傷がついてしまったりしても、
一度紙ヤスリやサンダーなどをかけて再び塗装をすると、綺麗な見た目に元どおり。
また、木材をコーティングせず、空気に触れた状態なので木材の自然の「経年変化」が楽しめるのもこの自然塗料塗装です。(※ウレタン塗装をするとまったく経年変化がないという訳ではありません。)
ですので、自分で直したり、工夫をしたりするのが好きなDIY好きな方にはこちらの塗装をお勧めしています。
内装の水回りでは樹種よりも塗装です。
水や汚れの気になる場所の木材を選ぶ際に、今回のメルマガを参考にしてみてくださいね。
詳しくは、以下のもくもく通信 マルトク的「塗装学」その6 ウレタン塗装材のメンテナンス に記載していますので、読んでみてくださいね。