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無垢材の選び方を徹底解説|種類・特徴から集成材との違い、価格相場までわかる完全ガイド

2026年7月31日

無垢材選びで迷っていませんか?

木製の家具やテーブルを選ぶ際、一度は耳にする「無垢材」というキーワード。天然木ならではの温もりや美しい木目が魅力ですが、樹種によって見た目や硬さ、価格、経年変化などが大きく異なるため、「どれを選べばよいかわからない」と悩む方も少なくありません。

また、集成材との違いや、テーブル天板にはどの樹種が向いているのかなど、購入前に知っておきたいポイントも数多くあります。この記事では、無垢材の基本的な知識から種類ごとの特徴、選び方のポイントなどをわかりやすく解説します

 

 

 

 

無垢材の選び方を徹底解説|種類・特徴から集成材との違い、価格相場までわかる完全ガイド

目次

 

1 無垢材とは?まず知っておきたい基本知識

2 無垢材のおすすめ種類と特徴

3 無垢材の選び方

4 テーブル天板に適した無垢材の選び方

5 無垢材の価格相場

 

最後に:お気に入りの無垢材をぜひ見つけて

 

 

 

 

 

1 無垢材とは?まず知っておきたい基本知識

無垢材とは

無垢一枚板のテーブル(アメリカ広葉樹協会提供)

無垢材とは、一本の木から切り出した天然木をそのまま加工した木材のことです。複数の素材を接着して作られる他の建材とは異なり、自然の風合いや木目、香りをあるがまま感じることが出来ます。生き物である樹木は1本ごとに異なる個性があり、ふたつと同じものはありません。同じ樹種であったとしても産地や生育環境によっても色や木目、風合いが大きく異なることもあります。そのため、無垢材を使うことで世界に一つだけの個性を持つ家具やテーブルを作ることができるのです。

また、本物の木材は年月とともに色合いや質感が変化する「経年変化(エイジング)」も楽しめます。使い込むほど味わいが増し、長く愛用する楽しさを感じられるのが大きな魅力です。

一方で、天然木ならではのデメリットとして、湿度や温度の変化によって伸縮や反りが生じることがあります。しかし、適切な加工や定期的なメンテナンスが施された製品であれば、こうした変化を抑えながら長く使用することが可能です。

マルトクショップでは無垢材を使った製品として、「無垢一枚板」「無垢幅はぎ板」の2種類を加工・販売しています。

無垢材とは?プロの教えるおすすめ無垢材

 

 

集成材との違い

無垢材を購入したい場合によく比較検討されるのが「集成材」です。

集成材とは、30mm幅程度の小さなピースに切り分けた木材を接着剤で貼り合わせて作られた木材です。品質が比較的均一で大きなサイズでも安定して製造できることから、家具や住宅など幅広い用途で使用されています。一枚板では使えないような、廃棄部分の多い無垢材も原料として利用できることから、限りある資源を有効活用出来るエコな素材でもあります。

左:杉の無垢材/右:杉の集成材

集成材は厚み方向には木材を張り合わせず、小さな無垢材の集まりであることには変わりないので質感や硬さは無垢材と遜色のない素材です。決定的に違うのは木目で、様々な木から切り出したピースを張り合わせて使うことからその見た目はモザイク状に。流れるような一枚の木目を楽しみたい方には無垢材に軍配が上がるでしょう。

木材としてそれぞれの特徴を比較すると、次のようになります。

項目 無垢材 集成材
木目 一枚ごとに異なる 細かいピースが集まってモザイク状
質感 天然木ならでは 手触りは本物の木
反り・割れ 起こる場合がある 起こりにくいと言われるが環境次第
サイズ 大判は希少 大判も製作可能
価格 高め 比較的リーズナブル

見た目や質感、天然木らしさを重視する方には無垢材が向いています。一方、コストやサイズを重視する場合には集成材も有力な選択肢です。どちらが優れているというよりも、「どのような家具を求めるか」によって最適な素材は異なります。

 

集成材のほうが反りにくい?

よくお客様より「集成材のほうが反りにくいですか?」という質問をいただくことがあり、実際にそのように記載されているインターネットの記事も散見されます。マルトクショップではこの質問に対してのお返事としては、「集成材でも反るときは反る」とお伝えしています。無垢材の方が反りやすい、という統計はマルトクでは取っていないのですが、確率論ではなく集成材も結局は無垢材の集まりであることは変わりないので、環境が悪ければ無垢材と同じく変形してしまいます

 

 

 

2 無垢材のおすすめ種類と特徴

無垢材にはさまざまな樹種があり、それぞれ色合いや硬さ、木目、耐久性など種類によっても大きく違いがあります。ここでは、家具やテーブルによく使用される代表的な樹種をご紹介します。

↓木材の木目や価格を一目で比較したい場合は↓

木材の性質および価格帯チャート

ナラ・オーク

ナラ(オーク)は、世界中で家具材として高い人気を誇る無垢材です。

力強く美しい木目が特徴で、ナチュラルテイストから北欧風、和モダンまで幅広いインテリアに調和します。木材としての硬さはトップクラスで耐久性に優れているため、ダイニングテーブルやデスクなど毎日使用する家具にも適しています。

経年した板と製材したばかりの板。印象はあまり変わりません 

経年変化はどちらかと言えば穏やかな方ですが、使い込むほど色が濃くなり深みのある表情になります。世界中で愛されるオーク材は近縁種も豊富で、マルトクショップでは国産の「ナラ」、北米産の「ホワイトオーク」「レッドオーク」が人気です。

 ナラ・オークがおすすめな方

・長く使える家具が欲しい

・ナチュラルな雰囲気が好き

・傷が付きにくい木材を選びたい

 

 

人気の高級材 三種のオークを比べてみた

 

 

 

ウォールナット

ウォールナットは、高級家具にも多く使われる人気の無垢材です。チョコレートのような深みのあるダークブラウンの色合いが特徴で、落ち着いた高級感のある内装を演出できます。木肌は滑らかで加工性にも優れており、希少な色と品質から世界三大銘木の一つとして知られています。

ウォールナットの経年変化/製材直後の端材と経年した天板

ウォールナットの経年変化は他の木材とは逆で、使い始めは濃い色味ですが、年月とともに少しずつ明るく柔らかな色へ変化していきます。白木のように真っ白にはなりませんが、はっきりと変化するため育てる楽しみもある無垢材です。

ウォールナットがおすすめな方

・高級感のあるインテリアにしたい

・モダンなデザインが好き

・重厚感のある家具を探している

ウォールナット材とは ウォールナット材の特徴とメリット・デメリットを解説

 

 

 

 

ブラックチェリー

ブラックチェリー材は、やさしい赤みを帯びた色合いと、なめらかな木肌が魅力です。特に有名なのは経年変化で、製材してすぐはピンク色がかった淡い色をしていますが、時間が経つにつれて美しい飴色へと大きく変化してゆきます。

左:製材直後(無塗装)/右:経年変化後(オイル塗装) 

ブラックチェリーは散孔材と呼ばれる種類に属する無垢材なのですが、散孔材の特徴として木目が比較的穏やかで表面はなめらかに仕上がります。しっかりと研磨してオイル塗装したブラックチェリー材は本当に手触りが良く美しい仕上がりです。

ブラックチェリーがおすすめな方

・経年変化を楽しみたい

・木の温もりを感じたい

・優しい雰囲気の家具が好き

 

 

人気樹種紹介「ブラックチェリー」

 

 

 

ハードメープル

「木の真珠」という呼び方をされることがあるハードメープルは、明るく透明感のある色彩が魅力のアメリカ広葉樹です。密な組織が光を反射して、独特の無機質的な光沢のある木肌は独特の美しさがあります

ハードメープルは希少な「白木のハードウッド」のひとつ。非常に硬く耐久性が高いため、ダイニングテーブルやカウンター、学習机などにも多く採用されています。木目は比較的控えめで、シンプルなデザインとの相性も抜群。部屋全体を明るく見せたい方にもおすすめです。

 ハードメープルがおすすめな方

 ・白木(明るい木)が好きな方

 ・淡いトーンでインテリアをまとめたい方

 

 

 

杉・桧(ヒノキ)

実は国土の約66〜67%が森林で構成されている森林大国、日本。そんな日本において国産材として人気が高いのが桧(ヒノキ)です。

杉は柔らかく軽量で、温かみのある質感が魅力。コストパフォーマンスにも優れています。一方、ヒノキは耐久性や耐湿性に優れ、爽やかな香りも楽しめるので日本では昔から愛されてきました。どちらも和風だけでなく、ナチュラルテイストのインテリアにもよく合います。

ただし、針葉樹である杉・桧はオークやウォールナットなどの広葉樹と比べると柔らかいため、テーブル天板やフローリングとして使用する場合は傷が付きやすい点も理解しておくことが大切です。

 

 

▼常時30種以上!マルトクショップで扱っている木材の一覧はこちら

 

 

 

 

3 無垢材の選び方

無垢材選びでは、「見た目が好みだから」という理由だけで決めるのではなく、使用目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。ここからは、実際に無垢材を選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。

 

用途に合わせて選ぶ

無垢材は、使用する場所や目的によって適した樹種が異なります

例えば、テーブルは食事や作業など毎日使う家具です。食器や調理器具を置く機会も多いため、傷やへこみに強いオークやメープルなどの強度のある無垢材が人気です。

一方、インテリアとしての要素が強い置き家具(チェストやサイドテーブルなど)は硬さよりも見た目を一番の重要ポイントとして選ばれる方も多いです。

棚など物を置く前提の場合、デザインや用途によっては必ずしもハードウッドが無難ではないことも。棚板は枚数も多くなりがちなので、コストパフォーマンスも意識して選ぶと良いでしょう。

まずは「どこで、どのように使うのか」を明確にすることで、自分に合った無垢材を選びやすくなります。

 

木目や色味で選ぶ

無垢材は樹種ごとに木目や色合いが異なります。

力強い木目がはっきりと現れるオークは、ナチュラルで存在感のある印象を与えます。ウォールナットは落ち着いたダークブラウンで、モダンな空間やホテルライクなインテリアとの相性が良好です。ブラックチェリーは赤みを帯びたやさしい色合い、ハードメープルは明るく清潔感のある雰囲気が特徴です。

自宅の床材や家具、壁と合わせたり、お部屋全体のバランスも考えながら選ぶことで、お部屋全体に統一感が生まれます。

 

 

硬さで選ぶ

木材にはそれぞれ硬さの違いがあります。

硬い木材は傷が付きにくく、パワフルな日常使いに適しています。一方、柔らかい木材は軽く、触った時にもひやっとしにくい温かみのある質感が魅力ですが、傷やへこみができやすいといった側面も。ただ「多少の傷も味わいとして楽しみたい」という方であれば、ぬくもりを感じる触り心地の柔らかい木材はハードウッドには無い魅力があります。

 

 

経年変化を考えて選ぶ

無垢材の魅力の一つが、年月とともに色味や風合いが変化することです。

チェリーは赤みが増して深みのある飴色へ、オークはやわらかな黄褐色へと変化していきます。ウォールナットは少しずつ色が明るくなり、黄色味を感じる色へと移り変わります。

購入時の色だけでなく、「数年後にどのような表情になるか」を想像しながら選ぶと、より愛着が湧くでしょう。

 

 

メンテナンスのしやすさも確認

無垢材は適切なお手入れを行うことで、美しい状態を長く保つことができます。日頃は乾いた柔らかい布でホコリを拭き取り、オイルなどの自然塗装の場合は水がついたらできるだけ早く拭き取ることが大切です。

然塗装(オイルやワックス)仕上げの家具は定期的に専用オイルでメンテナンスを行うことで、木の風合いを維持しやすくなります。合板・突板天板と無垢材の大きな違いとして、サンディング(研磨)してメンテナンスできる無垢材は、表面を削ることで傷や汚れをリセットしてまるで新品のように蘇らせることができます。

ウレタン塗装は汚れに強くメンテナンス不要なので、お手入れに時間をかけられない方にもおすすめです。ただし再塗装は専門の器具や薬剤が無いと難しく、塗装面に傷がついた場合にDIYで綺麗にするのは難しいでしょう。

 

▼マルトクショップではオイルもウレタンも塗装可能です♪

自然塗料塗装とウレタン塗装の比較

 

 

 

 

4 テーブル天板に適した無垢材の選び方

ここでマルトクのDIYユーザーの一番人気、テーブル天板の樹種選びを例にご紹介します。テーブル天板は毎日触れる部分だからこそ、見た目だけでなく耐久性や使い勝手も重要です。

 

ダイニングテーブルの場合

家族で毎日使うダイニングテーブルには、耐久性の高いハードウッドが人気です。食器を置いたり、食事や勉強、仕事をしたりとさまざまな用途で使われるため、傷やへこみに強い樹種を選んだり、ライフスタイルに合わせて塗装を選ぶことで長く快適に使用できます。

ただ、耐久性に優れる硬い無垢材の最大のデメリットは「重い!」。ダイニングテーブルの天板サイズになるとオークやメープルは成人男性でも動かすのは難しい重量になります。通販で購入するとついつい忘れる重量問題にはご注意を。

ダイニングテーブルの天板におすすめの樹種

 

 

デスクとして使う場合

在宅ワークや学習机として使う場合は、長時間目にする天板の色味や木目も重要です。

明るく開放的な空間を作りたいならメープルやオーク、落ち着いた雰囲気で集中して仕事をしたいならウォールナットやモンキーポッドなどのダークカラーがおすすめです。

 

水回りで使う場合

キッチンカウンターや店舗のカウンターでは、デザイン性だけでなく耐久性も求められます。人が頻繁に触れる場所や硬い調理器具を置くような場所には硬めの樹種が向いているでしょう。

また、ついつい軽く考えがちな塗装方法についても確認しておきましょう。調味料をこぼしたり、水回りでの使用、水ぶきが基本になるカウンター天板はウレタン塗装などの水に強い塗装がおすすめです。

 

 

 

5 無垢材の価格相場

樹種(無垢材)
サイズ別 985参考価格(円/税込)
25×600×1800mm
25×250×1000mm
【国産材】杉(無節) 17830 3720
【国産材】桧(無節) 27590 5750
【国産材】ナラ 29070 6060
タモ 31380 6540
ハードメープル 33520 6990
ブラックチェリー 36730 7660
ホワイトオーク 41300 8610
ウォールナット 51240 10680
チーク 75750 15790

一般的に無垢材(特にハードウッド)の値段は高いもの。一般的なテーブル天板では、比較的手頃なものでも数万円から、本格的な一枚板や希少な樹種では何十万円にもなることもあります。また、国産材か輸入材かによっても価格差が生まれることも。希少性や木目の美しさ、一枚板かどうかなども価格を左右する要素です。

ただ一方で、木材は生き物であり個性豊かな素材。一般的には高級な木材であっても、サイズや欠点などの理由で驚くほど安い価格のものに出会うことも。人と同じで運にも左右される面白い素材だったりします。

「価格が高いから良い」というわけではなく、用途や予算とのバランスを考えながら選ぶことが重要です。

 

▼木材の木目や価格を一目で比較したい場合は

 

 

 

 

 

 

 

最後に:お気に入りの無垢材をぜひ見つけて

無垢材は、天然木ならではの温もりや美しい木目、そして使い込むほどに深まる風合いが魅力の素材です。樹種によって硬さや色味、価格、経年変化などが異なるため、自分のライフスタイルや用途に合ったものを選ぶことが大切です。

マルトクショップではサンプルの販売も行っています。「本物の木の心地よさを楽しみたい」という方は、ぜひ実際に触れて、その質感や香り、木目の美しさを確かめてみてください。お気に入りの一枚は、年月とともに暮らしに寄り添い、かけがえのない存在へと育っていくでしょう。

木材サンプル

マルトクショップは各種無垢材をミリ単位でカット販売しています。無垢材には必須である塗装や、各種加工もWEBからご注文いただけるので、ご家庭や現場ですぐに組立して使える状態にまで仕上げてのお届けも可能です。

木材の加工について

無垢材は大切に使えば何十年と変わらず使える「一生もの」の素材です。ぜひ、あなたただけの一枚を見つけてくださいね。

 

 

 

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