木の基礎知識 マルトクショップ「もくもく通信」

木材の原料はどんな木?(針葉樹編)

2020年3月12日

人気のあの木はどんな植物?産地や特徴の話:針葉樹編

クリスマスツリーにも使われるこの木はなんでしょう?正解は画像をクリック!

マルトクショップで日々扱っているさまざまな木材。
様々な国で育てられ、木材に加工された状態で私たちのところへやってきます。
今回のメールマガジンでは、木材になる前の人気樹種は、どんな木なのかをご紹介します。

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1.日本人であればなじみ深い「桧」

柔かい桧の葉っぱ。一番下のトゲトゲした葉は杉の葉です

日本で取れる針葉樹の内、材質が特に優れ、愛されている木材「桧」
仕上りの美しい光沢独特の芳香が特徴で、古くから日本では使われてきました。
世界最古の木造建築と言われる法隆寺が桧で建てられているのは有名です。

樹種紹介ページ「桧」


建材だけではなく家具やまな板など、様々な用途に使用されます

桧は杉と同じく赤白混合の木材ですが、塗装前は赤身部分が淡いピンク色をしています。
杉よりも多少表情はやさしいですが、材質は杉よりは堅いです。
適度な硬さ、重さなので用途が広く、DIYには適した木材と言えます。
そして一番アピールしたいのはアロマテラピーにも使われるその香り
製材したばかりの桧の良い香りは他の木には無い魅力です。

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2.北米ではお馴染みの大型針葉樹「米栂」

松の仲間なので実は松ぼっくりです

米栂という木材は、日常的に木を扱っている人でなければあまりピンとこない名前かもしれません。
米栂は英語では「ヘムロック」と呼ばれ、北米産の松の仲間です。
日本が北米から輸入している木材は多岐に渡りますが、流通量が一番多いのがこの米栂です。

樹種紹介ページ「米栂」


柔らかく、柾目が取れる数少ない木材です

米栂が多く使われる理由は、その扱いやすさにあります。
柔らかくて加工性が良く、柾目で製材できるため、建材から内装材まで幅広く使えます。
針葉樹特有のヤニも少なく、無臭であることから使う場所を選ばない優秀な木材なのです。
加工が簡単なので、DIYにもおすすめですよ。

米栂を使った作品写真を見る

 

 

 

3.国産材と言えば!の代表格「杉」

整然と並ぶ杉の植生林。そのほとんどは戦後に植えられたもの

日本は世界でも有数の森林大国ですが、日本で生産される木材の50%以上です。
写真のような、とんがったフォルムの木が並んだ森を見たことは無いでしょうか?
日本の里山ではよく見かける風景ですが、これこそが杉の植林地です。
今の季節だと、花粉症の人は遠慮したい風景かもしれませんね(^^;

樹種紹介ページ 「杉」」


コントラストのはっきりした杉の天板(節有り)

杉材はほかの多くの針葉樹とおなじく、比較的軽くて柔かい木材です。
たくさんの空気を含んでいるので、あたたかく優しい肌触りが最大の特徴です。
赤身部分の色が濃く、はっきりした木目で板目で使えばダイナミックな表情を楽しめます。

杉を使った作品写真を見る

 

 

今回も、木材の原料になる樹木について特集しました。
有名な木材も、産地や成り立ちを調べると意外と興味深いものです。
木材についての疑問点等、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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中島弘樹

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