2021年1月28日
個性派ぞろいな東南アジア産木材をご紹介します
経年変化の美しいチークのコースター
マルトクショップでは、世界各地から集めた厳選した木材を販売しています。
輸入木材は主に、北米やヨーロッパなど北半球で生産される木材が多いですが
アフリカや東南アジアなどの暑い国でも個性的で良質な樹種が生産されています。
今回のメールマガジンでは、そんな個性的な東南アジアの木材をご紹介します。
言わずとしれた高級材。家具や床など美しさを活かした用途に使われます
木材の知識が無くても、チークはご存知の方が多いのではないでしょうか。
チークは世界三大銘木にも数えられ、見た目良し、材質良しで昔から重宝されてきた高級材。
現在は主にミャンマーやインドネシア、マレーシア等で生産されています。
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チークの魅力はその美しい経年変化にあります。
製材してすぐの状態ではまだ色に深みがなく、取り立てて美しいわけではありません。
時間とともに木材に含まれている天然の油脂が表面に染み出し、独特の美しい色に変化。
木目も美しく、世界中で愛されている広葉樹です。
明るい色で木目も目立たないので、使う場所を選びません
明るい色のハードウッドをお探しであれば、お勧めしたいのがメンピサンです。
独特の黄色味の強い明るい色と、木目の目立たないビジュアルが特徴の広葉樹です。
意外と、こうしたあっさりした見た目の広葉樹は多くありません。
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生産地のインドネシアでは王室御用達の高級木材とされているとか。
材質は粘りがあり、天板等にも使える強度もあるので汎用性の高い木材です。
木目の主張が少ないので、色を塗っても綺麗に仕上がります。
鮮やかな色ですが軽くて加工しやすい
ブラックチェリーにも似た赤い色が特徴のニヤトーも南洋材のひとつ。
光沢のある桃色~赤褐色の美しい色が特徴的です。
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ニヤトーは比重が比較的軽く、加工しやすいのでDIY向きの樹種と言えると思います。
見栄えが良く加工性も良いニヤトー材は、棚板や枠材など様々な建築材としても使用されます。
他の針葉樹と比べて木目が目立たず上品な仕上がり
パイン(=松)の仲間というと北米で生産されるラジアタパインがありますが、
メルクシパインはインドネシアなどの熱帯地方で生産される針葉樹です。
他の針葉樹と比較すると木目が淡く、黄色みの強い色が特徴的です。
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他の針葉樹と同じく加工性がよく、見た目も癖がないのでDIYの材料として人気です。
多くの針葉樹と同じく価格が控え目なのも嬉しいところです。
今回のメールマガジンでは東南アジア産の木材についてご紹介しました。
樹種ごとの産地や特性など、その木のストーリーを見るのも面白いものです。
木材選びのご相談や疑問点は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。