2019年3月4日
同じ樹種でも、売っている家具やお店によって木材の色合いがそれぞれ違っているのを見たことはありませんか?
もちろん木材は生き物ですので、同じ樹種でも色は様々。
さらに、適した塗装をすることで木材の見た目は大きく変化します。
塗装は木材にとってより長く美しさを保つための保護の役割もあり、また見た目をより理想的に仕上げるための重要な要素でもあります。
今回はそんな塗装について、どの塗装だと”どんな風に見た目が変わるのか?”ということをお伝えします。
塗装の知識を持っておくと、樹種による違いだけでなく塗装による効果も併せて仕上がりを想像することができるので、よりDIYのバリエーションが広がります。
施工業者の方であれば、お客様へのご提案の幅が広がりますね。
まずは樹種別で、無塗装と塗装をした状態の比較をご覧ください。
自然塗料の塗装色:無垢材サンプルの塗装と無塗装の比較
無塗装と塗装の比較(自然塗料クリアー)
左は自然塗料(クリアー)の塗装を施したもの。右は無塗装です。
塗装をした後とする前では、色の濃さや木目の出方、総じて味わいが大きく変わってきますよね。
次に、ウレタン塗装と自然塗料塗装の比較です。
マルトクショップの塗装の種類(室内用)タモ無垢材、タモ集成材での塗装見本
これまた大きく見た目が変わる結果となりますよね。
カラーの塗装をすると、まるで樹種自体が違うように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そのくらい、塗装の見た目への影響力が大きいということがお分かりいただけたのではないかと思います。
実際には、見た目だけではなく木材の使用する場所、求められる耐久性やお手入れできる頻度によっても選ぶ塗装は大きく変わってくると思います。
でも、やはり見た目はとても大切。
塗装の特性や仕上りを多角的に考慮して、選ぶことが出来れば、より理想的な仕上がりに近づけることが出来るはずです。
もっと詳しく知りたい方は、こちらのもくもく通信”自然塗料とウレタン塗料の違い”を一読ください。