2018年1月31日
樹種選びのポイント~どの木を選べばいいの?
豊富に樹種はあるけれど、いったいどの樹が目的に適うのか
樹種を選ぶ その2
無垢材と集成材の利用頻度
マルトクショップでは、お客様の施工事例をご紹介しています。これまでにご紹介させていただいた情報を分析すると、無垢材と集成材の利用割合は「テーブル・机」部門では無垢材と集成材の利用割合が、ほぼ半々でした。
一方「棚板」部門では4:6の割合で集成材がよく利用されていることがわかりました。あくまでも、施工事例に応募していただいた中での分析ですが、参考程度にご覧ください。
テーブル・机用に採用された無垢材と集成材の割合
テーブルや机用に購入された無垢材と集成材の割合は、ほぼ半分半分です。(左図)
マルトクショップに寄せられる施工事例から調べた結果、無垢材も集成材もほぼ同じように選択されています。
使用する空間イメージや、様々な目的で多様に選ばれていることがわかります。
樹種を選択する際は、集成材でも無垢材でもイメージと予算で多様に選択していただくのがいいと思います。
※左図は、2016年5月16日~2017年12月14日にマルトクショップお客様施工事例で紹介された「テーブル・机」部門の施工事例中、直近の100件を抽出して集計したものです。
棚板には、集成材がやや多く使用されています。
一方で、棚用に使用されているのは、4:6の割合で集成材が無垢材よりも採用される割合が多いです。(右図)
棚板の場合、テーブルに比べて見える面積も比較的少ないためか、リーズナブルな集成材の使用が若干多いようです。
※右図は、2015年4月15日~2017年12月19日にマルトクショップお客様施工事例で紹介された「棚」部門の施工事例中、直近の100件を抽出して集計したものです。
硬さと価格で選ぶ
樹種選びで、気になるのが価格です。目的に合わせて樹種内容(硬さなど)と価格から選ぶのも方法です。
用途によって、木材の硬さはとても重要な要素になります。やわらかい木材は、加工がしやすい半面、傷が付きやすく、硬ければ加工が難しい半面、傷がつきにくいといった特性があります。
逆に、加工しやすさだけで選ぶと、傷が付きやすい問題が発生します。マルトクショップでは、自由に樹種を選んでいただくために、様々な加工サービスを提供していますので、ぜひご利用ください。
硬い材は、加工まで依頼するのがいい
硬い樹種の加工は、お申し込み時に併せて注文頂けるとDIYも楽々です。
テーブルであれば、一般的に比較的硬い素材を用いられることが多いです。木材の硬さは、概ね木材の比重と正比例しています。比重の高いものほど硬く、作業に技術と時間を要します。穴あけやねじ止めの際、下穴無しでは難しくなります。
実際には、硬い木材なら木材をご注文時に、穴あけや、面取り、切り欠き(一部を凹状態にカット)などの加工を併せ注文すれば、硬い木材でも問題ありませんので、樹種選びに幅ができます。
硬さと価格で選ぶ
無垢材と、集成材それぞれの「硬度と価格」チャートを示しました。チャートは、マルトクショップのホームページに掲載されているものと同じですが、例として「テーブル・机」に相応しい樹種をオレンジのラインで囲っていますので、参考にしてください。
実際は、用途やイメージで、自由に選んでいただければいいと思います。
【樹種チャート:「硬さと価格」比較一覧表】
無垢材チャート
樹種が豊富な無垢材
集成材チャート
リーズナブルな集成材
マルトクショップ:木材の硬さ・価格チャート https://shop.woodworks-marutoku.com/chart/
価格で選ぶ
概ね、樹種候補が決まれば、あとはご予算にかなうものをお選びください。
同じサイズの材でも、樹種によって価格は大きく変わります。ウォールナットの集成材と無垢材(白太無し)とでは1.5倍の価格差があります。タモでは2倍以上の開きがあります。予算に併せてお選び下さい。
下記表は、同サイズの材の価格を、樹種別、無垢材、集成材別に試算してみました。(価格は、変動します。あしからずご了承の程ください。)
樹種の価格を見る
希望のサイズが決まったら、価格のチェックをしましょう。複数の樹種での価格は、TOPページの「複数注文」ボタンから進むと、容易に樹種毎の価格見積を見る事が出来ます。ご予算に適う樹種を選びましょう。
マルトクショップの「複数注文」ページなら、ページを移動せずに自動見積もりが表示されますので、操作の手間が省けて便利です。
次回は、「樹種選び」第三弾として、硬さ、価格、色、用途で樹種を選ぶを予定しています。
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