チークはマホガニーと並ぶ優良高級材として様々な用途に用いられる銘木です。
美しい木目と、堅く強靭で耐久性があり、病害虫にも強い材質が特徴です。板に製材した直後は色が浅く、材面があまり美しくないのですが、年月を経ると木材のもつ油分が材面に染みでて色の深みが増します。
加工も容易で、よく乾燥させた場合は伸縮率が小さく、家具に向く他、水にも強いので、船舶用材や建築材として広く使用されてきました。高価であるため、薄くスライスして突き板の表面材にも用いられます。
学名 | Tectona grandis |
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英名 | Teak |
その他の名称 | Kyun、Sak、Giati、Djati |
科目 | クマツヅラ科 |
分布・産地 | インド、ミャンマー、タイ、インドネシア、マレーシア等東南アジア分布 |
材色 | 心材:暗金褐色 ※空気に触れると暗色化していく 辺材:白色 |
木材 | 肌目は粗で不均一 木目は通直 世界の最高級の銘木のひとつ やや重硬で、加工は一般に容易であり、仕上がりもよい 耐久性は高く、菌害・虫害にも極めて強い |
気乾比重 | 0.62 |
用途 | 高級家具、キャビネット、建築(壁板・内装用・床板)、高級装飾用、彫刻、テーブル板等 |
メモ | 世界の3大銘木のひとつ |