ナラ・ホワイトオーク
どんぐりの木として親しまれているナラは、やや重硬で乾燥ともに容易で仕上がり、塗装もまた良好です。
他の樹種を寄せ付けない圧倒的な生命力を持ち、数ある広葉樹の中でも最高級材として珍重されています。
板目を材で取ると力強い精悍な木目が表れ、独特の存在感を放つのが特長で、個性豊かな表情を楽しむことができます。
強度は中庸で、耐久性はあり、虫害にも抵抗力があるナラは、様々な用途に使い易い木材になります。
ホワイトオークは肌目は中庸と粗の中間で、木目は通直なのが特長です。
やや重硬で、収縮率が高く、乾燥の際に狂い・割れが出やすいため加工が少し難しい木材です。
材面には放射組織に由来する優美な模様があり、家具などに使用すると独特の存在感を放ちます。
- 学名
- ナラ】P.indicus
【ホワイトオーク】Quercus alba
- 英名
- 【ナラ】Narra
【ホワイトオーク】White oak
- その他の名称
- Sena、Angsana、Sonokembang、New Guina rose wood、Fork leaf white oak、Ridge white oak、Stave oak
- 科目
- ブナ科
- 分布・産地
- 【ナラ】インドネシア、マレーシア、フィリピン、ニューギニアに分布
【ホワイトオーク】カナダからフロリダまでの北アメリカ東部に分布
- 材色
- 心材:黄色と帯赤黄褐色の2種がある
辺材:白色または淡黄色
- 気乾比重
- 【ナラ】0.6~0.7
【ホワイトオーク】0.7~0.75
- 用途
- 高級家具材、キャビネット、羽目板、内装、床板、建築、ウイスキーの樽、化粧単板等
- メモ
- カリンとよくにた木目が出る
