マホガニー
チーク、ウォールナットと並び、世界三大銘木に数えられているマホガニーですが、かつて17-19世紀にヨーロッパで人気を博したキューバマホガニーは現在ワシントン条約で保護されており、市場に回ることのない木材となりました。
そこで現在では、同じセンダン科で品質も優れているアフリカンマホガニーが広く流通しています。独特の赤みを帯びた色と風合いは他の材には無いマホガニーならではの魅力です。
- 学名
- Khaya ivorrensis
- 英名
- African Mahogany
- その他の名称
- アカジュ(Acajou)、N'Gollon、Dukuma、Sekundi Mahogany、Ira、Ahafo、Mangona、White Mahogany
- 科目
- センダン科
- 分布・産地
- アフリカ各地に分布しており、熱帯降雨林地帯に生息
- 材色
- 心材:帯赤褐色
辺材:桃白色
- 木材
- 乾燥はかなり早く、劣化もほとんどなく、寸度安定性も高い
密度、圧縮強さは中庸で、主道具でも機械でも加工は容易である
釘着性、接着性もよく、ステインと艶出し材で美しい表面仕上げが得られる
- 気乾比重
- 0.53
- 用途
- 家具、事務用机、キャビネット、高級内装建具、手摺、欄干、住宅用フローリング
- メモ
- 世界の3大銘木のうちの一つ
