2020年10月29日
北欧家具で愛されてきたナチュラルテイスト
「ビーチ(欧州ブナ)」
実は様々な場所で使われているビーチ(欧州ブナ)。日本では「ブナ」と呼ばれています。
優しい木目と癖のない材質の樹種で使いやすく、特に北欧家具では昔から愛されてきた素材です。
今回のメールマガジンでは、そんなビーチ(欧州ブナ)についてご紹介します。
細かい斑(ふ)が入る、優しい色目が特徴
木目が美しい樹種というとタモが有名ですが、ビーチ(欧州ブナ)の特徴的な色と木目も素敵です。
ビーチ(欧州ブナ)は他にあまり似た色のない桃色がかった優しい色をしています。
特に無塗装の時は黄味が少なく、独特の細かい斑(ふ)が全体に入るのも特徴的です。
木目のコントラストは優しく、全体的に淡い色彩が綺麗な樹種です。
ビーチ材のワークデスク。反りは比較的出やすいので反りどめは必須です
ビーチ(欧州ブナ)の特徴的な用途の一つとして、置き家具があります。
特にしなやかな材質で曲げに強いビーチ材は特に北欧の曲げ木細工においては欠かせない樹種。
デザイン性に優れた家具が数多く販売されています。
また、その触り心地の良さもビーチ(欧州ブナ)の大きな特徴です。
しっかり磨いたすべすべとした感触はきめの細かいビーチ材ならではの魅力です。
小さな子供向けの家具や玩具に多く使われています
木材の特徴としてはそぐわないような表現ですが、ビーチ(欧州ブナ)は無味無臭です。
桧やタモなど、特徴的な香りのする樹種は多いのですが、ビーチ(欧州ブナ)にはありません。
口に入れても味や刺激がないこと、前述の肌触りの良さもなどの特徴から、
赤ちゃんや子供向けの玩具によく使用される樹種
でもあります。
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今回は北欧家具の代名詞、ビーチ(欧州ブナ)をご紹介しました。
樹種によって大きく違う木の色や木目。ぜひ自分の好きな木を見つけてみてくださいね。
木材のコーディネートやおすすめなど、ぜひお気軽にお問い合わせください。