スタッフブログ

スタッフブログ

木の雑学15「アフリカの椅子」

2012年8月9日

私たちの生活の中で最も身近な家具といえば、椅子ではないでしょうか。
最近の椅子は樹脂製のものが多く、
人間工学を採りいれた構造設計がなされたりしています。
あらゆるものにおいて樹脂製品が台頭する中、
木材は21世紀の現在でも椅子の素材として大活躍しています。
ナンナ・ディッツェル(デンマークの女性家具デザイナー)の「トリニダードチェア」。
15.jpg
トリニダードの伝統的なすかし彫り細工からインスピレーションを受けて
デザインされたこの椅子には、アッシュやオークなどの木材が使用されています。
「トリニダードチェア」のように椅子は、複数のパーツを組み合わせて製作するのが一般的です。
中学校の技術・家庭の時間で作ったイスもまさにそんな構造の椅子でした。
アフリカの椅子は、そんな私たちの常識を覆してくれます。
15-2.jpg
アフリカの椅子の多くは、一木造りです。
つまり、複数のパーツを組み合わせるのではなく、一本の木からくり抜いて作っているのです。
その理由として、「そのほうが椅子として強い」、
「一木造りのほうが製作が容易である」などがありますが、
なによりアフリカの人々は「木を彫る」という行為によって、
椅子に魂が宿ると考えていたそうです。
アフリカ美術の大胆な造形センスは、ピカソやマティスに強い影響を与え、
近現代西洋美術界に革命をもたらしました。
その圧倒的な存在感とプリミティブな力強さは、椅子ひとつを見ても分かりますね。

本日の出荷目安
本日の正式注文
(入金確認)から
無垢材 18 営業日
集成材 7 営業日
加工・塗装が無い場合の出荷目安です。正式な日程はお見積りメールをご確認ください。
NP掛け払いできます


木材(加工、塗装可)・床材(フローリング)の種類から選ぶ

マルトク店長からのご挨拶


中島弘樹

マルトクショップは、木材(無垢材・集成材・積層材)のフリーカット販売・床材(フローリング材)の通販専門店です。
無垢材・集成材をお好みの寸法にカット、木材のサンプルを送料無料でお届け、施主支給など、お客様のニーズにあわせたプランをご用意しています。