2021年11月11日
人気のあの木はどんな植物?産地や特徴の話:広葉樹編2
街路樹でおなじみのハルニレの木は木材としても優秀な樹種です
マルトクショップで日々扱っているさまざまな木材。
様々な国で育てられ、木材に加工された状態で私たちのところへやってきます。
今回のメールマガジンでは、木材になる前の人気樹種は、どんな木なのかをご紹介します。
1.日本人ならおなじみ?国産広葉樹「国産栗」
マルトクショップの木材の中では一番身近な植物かもしれません
栗の木は昔から日本人の生活に深く根付いてきた植物。
ご飯にスイーツに、大活躍の栗を食べたことがない方は少ないのではないでしょうか。
初夏に咲く独特な香りの花も、私たちの生活圏内で見かけることも多いです。
はっきりした木目と優しい黄褐色が特徴的
流通量の少ない国産広葉樹ながら材質もビジュアルも優れた木材です。
非常に堅く、腐りにくいことから昔は鉄道の枕木に使用されたり、
建築材としても私たちの生活を支えてきました。
はっきりとした木目と、独特のくすんだ黄褐色が綺麗な木材です。
2.実は複数種類の樹種の総称「ハードメープル 」
メープルシロップの採集風景
ハードメープル は主に北米で生産、輸入されているアメリカ広葉樹。
実は「ハードメープル 」という呼称は植物としての名前ではありません。
比較的堅いメープル材のことを総称してハードメープル として流通しています。
メープルシロップで有名なサトウカエデもハードメープル 材の一種です。
貴重な白木のハードウッドです
ハードメープル は明るい色と独特の光沢が特徴的な美しい木材。
その美しさは「木の真珠」という表現で例えられたりします。
非常にキメが細かいので手触りもよく、堅くて丈夫な高級材です。
3.紅葉が美しい「ビーチ(欧州ブナ)」
日本の白神山地にもブナの原生林があります
ビーチの木は和名ではブナの木と呼ばれます。
漢字で書くと橅,「木で無い」なんて不名誉な字が当てられており、
実際に杉や桧の植樹林にするために多くのブナ林が伐採された、なんて歴史もあります。
現代では健康なブナの森は豊かな生態系を育む力があるとされ、大切にされています。
マルトクショップ で扱っているビーチ材は主にヨーロッパで生産されている欧州ブナ材です。
ピンクがかった優しい色と穏やかな木目が綺麗
ビーチ(欧州ブナ)は天板としてももちろんですが、玩具や食器として広く使用される樹種。
無味無臭であることから赤ちゃん用の玩具には特に重用されます。
北欧家具ではビーチ材に蒸気をあてて作る曲木の椅子が有名です。
見た目もピンクがかった淡い色彩が優しい印象の木材です。
材木屋の木のコラム「もくもく通信」
木材を使う上で知っておきたい特性や、DIYのコツ、加工や金物の詳しいご紹介などをまとめたWeb
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