2020年9月23日
購入後の木材、どうやってお手入れするの?
マルトクショップでご購入いただいた木材。使っていく中で、
「傷つけてしまった」「汚れが気になってきた」なんてこともあると思います。
今回のメールマガジンでは、購入したあとの木材のお手入れと、
ちょっとしたメンテナンスについてご紹介します。
もくもく通信で読む:
木材の汚れや傷のメンテナンス
木材のざらつき、小さなひびを直す
特にテーブルやカウンターなどに起こりやすいトラブルが汚れやシミ。
だんだんと黒ずんで来たり、コップの跡がまるく残る「輪ジミ」、染み込んだ油分など、
特に無塗装材やオイル塗装の木材では気になりやすいです。
対策1:クリーナー効果のあるワックスを使う
木材の汚れ落としには、まずはクリーナーワックスがおすすめ。
各塗料メーカーから様々な商品が発売されているので、ひとつ持っておくと便利です。
汚れを落としながら油分を与え、木材にツヤを与えてくれます。
メーカーによってはウレタン面に使用できるものもあるので、用途に合わせて選びましょう。
対策2:蓄積した汚れには再塗装
無塗装・自然塗料塗装の木材の場合は、思い切って全体をサンディングし、再塗装すると一気に木材が甦ります。 手間も時間もクリーナよりはかかりますが、長年の蓄積した汚れも綺麗になりますよ。 |
汚れに次いでよくご相談があるのが木材の傷。
あまりに大きく、木材の繊維を損なっているような傷の場合は別として、
ちょっとした引っかき傷や浅いへこみであれば、ご家庭でのメンテナンスも可能です。
ケース1:軽い引っかき傷
尖ったもので擦ってしまったり、日常生活でつきやすいのが軽い引っかき傷は、本当に軽い場合は上から自然塗料を塗り込んでしまうと目立たなくなる場合も。 それでは効果がない場合は補修用のクレヨンが便利です。 |
根本から綺麗にしたい場合は、汚れ同様にサンディング→再塗装すれば軽い傷は大体綺麗になります。
ケース2:打痕、へこみ
圧迫してできてしまうようなへこみに実は効果的なのが、アイロンスチーム。 へこみの上に水を垂らして給水させたあと、あて布の上から低温のスチームを当てます。 |
対策はサンディング一択
少し手間はかかりますが、ざらつきはサンディングして再塗装するのが一番綺麗になります。 汚れや傷を消すように表面を削り落とす訳ではなく、毛羽立ちを引っ掛けるように軽くサンディングすればすぐに元のすべすべの手触りに戻るので、思い切ってやって見ると簡単にメンテナンスできます。 |
こうしたざらつきや毛羽立ちは、こうしてお手入れしながら使い続けると何年か後にはほとんど出てこなくなります。
今回のメールマガジンでは、木材のメンテナンスについてお届けしました。
詳しいメンテナンス方法などは、もくもく通信にてご案内していますのでぜひご覧ください。
木材の汚れや傷のメンテナンス
木材のざらつき、小さなひびを直す
無垢材・集成材を綺麗に使うためにはメンテナンスはある程度必要です。
でも、お手入れを繰り返してオイルやワックスが浸透し、経年変化した木材はとても綺麗です。
そんな「育てる楽しみ」があるのが本物の木材の最大の魅力と言えるかもしれません。
お手入れのご相談はいつでも受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。